語彙を増やせる「ノンフィクションシリーズ」Vol.2~ロングマン~
前回のはあまり気持ちの良い内容じゃないですね
また脱線しちゃいけないので、すぐに本題に入ります。
さて、「ノンフィクションシリーズ」の続きになりますが、今回は小学生向けの教材を紹介します。
コチラです↓↓
これは「Info Trail」というノンフィクションシリーズで、イギリスの「ロングマン」という会社が出版しています。
この赤い箱の中にはノンフィクションの本が8冊と日本語の手引き(700円)CD2枚のセットが入っています。
(画像はリンクしてませんがクリックすると拡大できて、8冊の本の表紙が良く見えます)
これはORTのようにイギリスで教科書として使われている教材です。
科学・歴史・地理の3分野に分かれていて、
それぞれ
Beginner, Emergent, Competent,
Fluent, Independent, Independent Plus
の6レベルがあります。
そして、それぞれの分野が5種類のタイプ(文章形態)に分かれています。
や、ややこしいですか…(;´▽`)
例えば上の画像は、Science(科学)のBeginner(入門レベル)のセットです。
このセットの中に8冊の本が入っていて、その8冊が5つのタイプに分かれています。
そのタイプと本は…
Instruction (手順・指示):あることがらに対して、指示の形で手順を説明しています。「こうなって…こうなるから…こうする…」みたいに。
手当てに必要なもの、方法、かさぶたの事、
かさぶたを取るとどうなるか…などが詳しく楽しく書かれています。
↑↑以上2冊
Argument (議論): 2~3個の見解を、事実や原因に基づいて議論を進めていくように示されています。
「ハチになりたい?」と問いかけ、ハチの生活のいい事そうでもない事が詳しく書かれ、最後に「Yes」or「No」を問い、議論させるようになっています。
これはいかにも西洋のスタイルですね、イギリスなど議論が大好きですから( ´艸`)
これは1冊
Persuasion (説得):should, must などを使い、ひとつの見解が事実や理由で主張され裏付けされています。
これはメチャメチャうけます! 暑い日にアイスの底を噛み取るとどうなるか…。
溶けて底から落ち始める…
腕につたって落ちてくる…
それを止めようとすると…
手がベタベタになり…
手をなめようとすると…
アイスが服に落ちて… とスゴイ事になることがとことん説明されてます
Explanation (説明):ある事柄を情報や知識を盛り込んで説明していて、専門用語も多く出てきます。
単純な説明のようで、実はページごとに文型が変わっていて、とても勉強になります。真ん中のページを広げると、象の足の実物大が出てきます。
True or False のクイズになっていています。情報量はほどほどですが、内容はクイズで確実に覚えます。
Recount (説明):子供が体験したことを子供の目線から説明したように書かれています。(主語が"I"になっています)
左は自分が風邪をひいた時の体験を語っています。
右は日本の夏休みの宿題にあるような、「ひまわりの研究」を絵や図を作って貼って発表しているスタイルです。
この入門レベルの文章レベルはORTでいうとStage4ぐらいです。
ですがORT、CTP、前回紹介した「Time-to-Discover」などとは比べる対象にならないぐらい全く別物です。
本当に専門的でとにかく語彙が多く、情報量も多いです、でも全然固くなくて、楽しく分かりやすいのでもっと読みたくなるし、もっと知りたくなるようです。
出版社「Longman」のサイトをリンクしておきます。
科学入門レベル⇒ http://www.eltkids.jp/catalog_j/731.html
全レベルが見れるStructure Chart
⇒ http://www.longmanjapan.com/InfoTrail/StructureChart/StructureChart-1.pdf
LongmanのInfo Trailのサイト
⇒ http://www.longmanjapan.com/InfoTrail/
購入はこちら↓↓
ネリーズ、Amazon「Info Trail」、ミカサブック
ちなみにうちの子供たちの反応は…
お兄ちゃん(小4)…
1冊づつチョコチョコ読んだり、8冊一気に読んだりしますが、感想は「簡単だからどんどん読めちゃうけど、もっと色々知りたくなる、もっとたくさん書いてあるやつ買って~!」
Riちゃん(5才)…
読むのが得意なRiちゃんには「読む」ことは問題ないですが、情報量としては丁度良いようです。何度も繰り返し読んで楽しんでいますが、お勉強という感覚はありません。
Ko君(2才)…
内容はさっぱり分かってないと思うけど、何度読んでも飽きません、一生懸命聞いています。文章の量は小さい子供への読み聞かせには丁度いいですね。「Feet」の写真がとてもきれいでインパクトがあるし、実物大の象の足跡に自分の足を合わせて遊ぶのが好きです。
すっごく力入れてこの教材について説明しましたが、力が入るくらい我が家で大ヒットしているし、ORTに継ぐ納得のいく教材です。
家庭でバイリンガル教育をされていて、科学や地理など英語で教えたいと思っておられる方には、とてもいい教材だと思います。
別にそこまで考えていない方でも、読むだけでも楽しい教材なので、物語と平行してノンフィクションも読み聞かせされるといいかもしれないですね。
すっかり長くなって真面目~な(^^)内容になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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Comments
うれしいまたまた語彙増強シリーズ^^
今後ORTのステージがあがってきたらまじで対策せなー!!って探していたところなので本当にうれしいです。
私のORTの語彙に関する悩みの記事を意識されてこのような記事がうまれてすばらしいと思います~。ブログってこういうとこが素敵ですね。
早速その語彙関連の話題がでている記事にこちらの語彙が増やせるシリーズをリンク貼って紹介させていただこうかと(*^^*)
Posted by: sa-chi21 | December 14, 2008 06:48 AM
先ほどブログ訪問させていただきました、リンクしてくださりありがとうございました
>ブログってこういうとこが素敵ですね。
本当にそうですね、お互いにリンクしたり情報交換ができるのは本当にありがたいです。

この教材はしっかり緻密によく考えられて作られていて、納得できる教材です。
お子さんが読むのはまだ難しくても、読み聞かせには丁度いいかもしれませんね。
ロングマンに問い合わせたら1~2冊サンプルをもらえるかも。

こちらからもトラバさせていただきたいと思います。
追記の記事を書く予定なのでその時はリンクもさせていただきますね。
ありがとうございました。
Posted by: Marinko | December 15, 2008 12:16 AM