やっぱり避けられない中学校英語の性質&対策
前の記事で、小学校英語の内容がちゃんと中学校英語でも生かされていることをかきました。
例えば…
最初に出てくるのは長文ではなく
「Hello!」
「I am Yuki. Nice to mieet you.」
などの短い会話文が絵の吹き出しに書かれています。
まるで英会話教室で使われているようなテキストブック風です!
私の時代などはもっと長文で、Mike(名前は今も昔も同じ)の自己紹介文がだ~っと書かれていた記憶があります。
なので昔と違い、会話文をたくさん取り入れながら文法や新単語を習って、使える英語を教えるように考えられているように感じます。
しかし…
教科書に沿った問題集などを見てみると、やはり避けて通れない英訳&和訳
単語もたくさん覚えなければならないし、「単語」といえば意味&スペリング
しかもその「意味」というのは日本語に直訳されたものです
一つ一つ決まった日本語に訳せないといけないわけです。
今の英検ではこういう問題はほとんどありませんが、学校で実施される中間試験などにはやはり出るということなのでしょう。
これらは、赤ちゃんの時から英語で英語を理解してきた子供達にはちょっと大変です
それでもさすがに小学生の高学年ぐらいから、日本語もかなり上手になるので、突然英語を日本語にしてみろと言われたら、自分なりの日本語表現でそれなりに訳すことはできるようになります。
しかしそれじゃ通用しない!
うっかり油断していると、「僕は英語が得意です!」な~んて言っておきながら、中学校英語となかなか相性が合わず、今までやってきた英語の感覚を変えることができないまま、他のみんなに遅れをとってしまうこともあり得るのです~
そうならないために、「予習」というよりも、中学校英語に慣れておくために教科書に沿った問題集に春休みのうちから取りかかり、進めています。
「Is this an apple?」
「It's a notebook.」
など、と~~っても簡単な文章が並んでいるので「お~!超簡単じゃん!」
と楽チン気分で始めたお兄ちゃんですが…
実際にやってみると、単語トレーニングなどでひっかかるちょっとしたこと…
いくつか書き出してみました
↓問題 ↓正解 ↓兄の回答
please = どうぞ→ お願い
very = 非常に→ すごく
and = そして→ それと
right = 正しい→ そのとおり
wrong = 間違った→ 違う
again = 再び→ また
floor = 階→ 床
ええと = well ?(無回答、きっと意味がわからなかった)
月 = month→ moon
すべて = all→ everything
言葉によってはちょっと笑えてしまうんだけど(笑)
こう書いちゃう気持ちがわかるので、「間違いだらけじゃん!」とも言えない^^;
もちろん完全に間違ってるわけじゃないけど、学校での英語は結構小さいことにうるさいのでです
例えば…
"fun" は「楽しい」ではなく、「おもしろいこと」まで書かなければならないとか…
上記のように「月」 はそれしか書いてなかったらもちろん「moon」て書いても間違いじゃないけど、まだ習っていないから習った範囲で出てきた「month」で答えるべき!
となるわけです。
なんだか大変そうだけど、こればかりは慣れるしかなさそうなので…
頑張ってくれ!
…とこの辺りはちょっと複雑な気持ちもなくはないですが、それでも中学校英語に期待することは文法をちゃんと勉強し直せることです。
「簡単だから」とか「もう知ってる」…と軽視せずに、しっかり真面目に中学校英語に親子で取り組んでいけたらと思ってます。
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Comments
なるほどぉ~勉強になります。
Posted by: panda | April 26, 2011 05:52 PM
英語ができるのに学校では点数がとれないってどういうこと?ってずーっと思っていましたけど、そういうことなんですね。
子供にとってはなんか複雑ですよね〜。
Posted by: yumama | April 26, 2011 11:48 PM
こんにちは。
今の中学校の英語の授業、私もとっても気になります。
教科書はずいぶん変わってきていると思いますが、中学での英語の学び方、というのはあまり変わっていないらしいと聞きます。
また学校で違う取り組み方をしていても、塾では機械的に単語や文法を覚え、英語を逐語訳で理解するという昔ながらのことをやっていればあまり意味がないですよね。
私は昔英語学参の編集をしていましたが、正直中学での受験英語が元凶の一つじゃないかと思っていました。
うろ覚えの記憶で恐縮なのですが、お茶の水女子大付属中学の調査で、帰国子女、教室などでの英語経験者、未経験者では英語のテストの点数に差がなかったということです。
だから小学校から英語をやるかどうかは重要じゃない、という主張だったのですが、ポイントは、実際の英語運用能力には関係なくそこそこ要領よくまじめに勉強する子は英語で満点が取れる、そういうテストで「英語力」が測られている、ということですよね。
うちの子が中学生になるのはまだまだ先でどうなっているかわかりませんが、学校の英語は学校の英語で別物の「教科」として勉強しなきゃいけないのかもしれませんね…。
長文失礼いたしました。
Posted by: skywishes | April 27, 2011 12:21 PM
pandaさん
ありがとうございます
少しでも情報をお届けできたら嬉しいです
Posted by: Marinko | April 27, 2011 11:25 PM
yumamaさん
そうなんです、そういうことなんです…
小さい時から英語をやっている分、英語を英語で理解し、英語力は絶対にあるとは思うんですけど…
やはり学校ではテストの点数で判断する部分も大きいし、子供自身もいい点をとれば自信にもなるけど、点をとれなければ自信喪失になるし、周りにも「お前あんまりできないじゃん!」
とかって言われるに違いありません。
なので頑張って点をとる勉強をして、自分の自信にする、もしくは英検に合格するなどが必要になってくると思います。
あぁ…、中学校英語…
Posted by: Marinko | April 27, 2011 11:34 PM
skywishesさん
説得力のあるコメントありがとうございました
ん~、よく掴んでいらっしゃる!ホントおっしゃる通りですね、
>中学での英語の学び方、というのはあまり変わっていない
そうなんです、教科書はまるで英会話教室のテキストのようなのに、問題集は昔ながらの内容が並んでいるので、よくわかります。
「使うための英語」ではなく「覚えるための英語」ですね
>だから小学校から英語をやるかどうかは重要じゃない…(以下全部)
激しく同意です!
「ホントは英語もっとできるのに~」とかって無理にアピールするより、割り切って中学校英語をこなすのも必要なようです。
あと、英検に力を入れている学校などは、英検で上のほうの急に合格していることで、高評価もしてくれるので、本人にとって自信につながるかもしれませんね。
Posted by: Marinko | April 28, 2011 12:47 AM
回答ありがとうございます。
少し前の記事で「HIDE AND SEEK FIRST WORDS」という本をご紹介されていて購入したらとても楽しめる本だったんです。ありがとうございます!!!
わたし自身が英語が得意ではないので、この本のように探す物の名前も記載してあると遊びやすいです。
あっという間に単語を覚えてしまったので、他にも同じような本を購入したいと思っているのですが、これに近い本はありますか?
I spy、You Choose!、 Longman Children's Picture Dictionary: の3つで迷っています。
HIDE AND SEEK FIRST WORDSのように「これと同じ物を探そう!」という遊びができるもので、かつ探す物の名前も記載してあるものが良いのですが、、、アマゾンなどで調べても中身の詳しい内容が乗っていないので、もしよろしければ教えてください。
よろしくお願いします。
Posted by: yumama | May 01, 2011 07:16 PM
yumamaさま
「HIDE AND SEEK FIRST WORDS」は良い本ですよね^^
きれいな写真ばかりで、英語だけでなくアート的にもいいですね。
>I spy、You Choose!、 Longman Children's Picture Dictionary
の3つを迷っておられるそうですが…
私は3つともお勧めです!
それぞれに特徴が違っていて、違うアプローチができます。
「I Spy」は大判のハードカヴァーのは難しいのでお勧めできませんが、ペーパーバックで中身がシンプルのをお勧めします。
おそらく「Longman Children's Picture Dictionary」なら「HIDE AND SEEK FIRST WORDS」の続き的に使うには、 yumama さんのイメージにピッタリ合うと思います。
それぞれのセクションに会話のパターンが載っていて、語彙もCDが発音してくれるし歌も付いているので取り組み安いと思います。
そしてそれらの土台の上に、英語でユーモアを楽しんだり、会話を発展させるのに「You Choose」はピッタリです!
絵辞典は会社や本によって載っているものや絵が違うので、私は複数持っています。(5冊)
Posted by: Marinko | May 03, 2011 01:50 AM
こんにちは。
中学英語の「月=month」に驚きつつちょっと笑ってしまいました。
小さい子にとってはmonthよりmoonの月の方が身近ですものね。「まだ教科書で習って無いから」という理由で×にされてしまうのはなんとも・・・
文章問題ならお兄ちゃんもきっと得意に答えられるのでしょうか?
我が家は1年間アメリカで過ごし、この夏帰国します。
子どもの英語力キープがこれからの課題になってくると思います。
これからもMarinkoさんのブログ参考にさせていただきます♪
Posted by: Midori | May 11, 2011 03:22 AM
Midoriさま
こんにちは。
ブログ拝見させていただきました、LAにいらっしゃるんですね。
カッコいい~~
>「月=month」
>「まだ教科書で習って無いから」という理由で×
そうなんです、中学校英語って…
記事にも書きましたが、慣れるしかないって感じです
>子どもの英語力キープがこれからの課題
そうですね、どうキープするかですが、勉強よりも英語のお友達をキープするなどして、英語を話す環境を絶やさないのがいいかな…と思いますが、どうなるでしょうね。
Posted by: Marinko | May 11, 2011 11:17 PM